読書録、ソノタ備忘録
<< August 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

<< 少年少女ロマンス | main | 気狂いピエロ >>
風味絶佳
評価:
山田 詠美
文藝春秋
コメント:2005.山田詠美20年目のマイルストーン。

内容
間食
夕餉
風味絶佳
海の庭
アトリエ
春眠


甘め優しめの大人の恋愛小説。
表題作『風味絶佳』は『シュガー&スパイス』というタイトルで映画化されている。(柳楽くん)
感想
えいみー!好きだ!
と思っていたけれど、あれ、うん、そうでもないかも。笑
あんまりがつがつしていなくて、それでもちょっと病的でぞくぞくするような感じもするのだけれど、表面的にはなめらかでおだやかな感じです。まさに森永ミルクキャラメルのような。

『間食』はとび職の若者とぷにぷにの女子大生と年上の母親みたいな女性の三角関係(というか二股)。
『夕餉』はゴミ回収の仕事をする男と夫のもとから逃げてきた女のお話。(三角関係、というか)。
『風味絶佳』はガソリンスタンド店員とアルバイトの女の子とその元彼の話。(三角関係、かな)。
『海の庭』は引越し作業員の男とその幼馴染で離婚したばかりの女とその娘の話。(三角関係、かな)。
『アトリエ』は水道排水清掃の男とスナック店員の女の話。(これは2人)。
『春眠』は火葬場で働く父と息子と父の妻になった息子の大学時代の友人の三角関係(というか片思い)。


恋愛はひとりとひとりの間でするものではないのだなあ、と思いました。こっちの方が普通な気がしてくる。

the 肉体労働者 の短編集なので、そういうストイックな魅力に弱い人にはおすすめ。

根本的には病的な愛なのに、それががつがつ出てこなくて、ちょっと残念。でも多分そこが人気なんだと思う。

『風味絶佳』は映画の方がすき。柳楽くんのいいときのだから贔屓目かもしれないけど。

試験期間だったのでらくちんな現代日本文学ばかり読んでしまった。これからドイツに戻ります。


スポンサーサイト
COMMENT









Trackback URL
http://kik-i.jugem.jp/trackback/77
TRACKBACK